納屋橋地区の位置と概要(資料:名古屋市)
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尾頭橋地区の位置と概要(資料:名古屋市)
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 名古屋市は、市中心部を流れる堀川の河川空間を活用した賑わい創出に向け、サウンディング型市場調査を実施する。説明会を11月7日と12日に開催し、開催前日まで参加申し込みを受け付ける。対話への参加申し込みと提案書受け付けは11月7日~12月20日、2020年1月14日~2月14日に対話を行い、3月に結果を公表する。

 堀川は、庄内川から分流して市内を南に流れ、名古屋港にそそぐ延長約16kmの一級河川。このうち、今回の調査の対象となるのは、名古屋駅から徒歩約15分の納屋橋地区と、金山駅から徒歩約10分の尾頭橋地区だ。

 納屋橋地区では現在、河川敷地でのオープンカフェやイベント(市からの委託、契約年額379万5000円)、市有地での結婚式場兼レストランの運営(定期借地による民設民営、賃料月額19万300円)、国登録有形文化財である旧加藤商会ビルでのギャラリー運営(市からの委託、契約年額435万8000円)――の3事業が行われている。このうち、委託2事業は21年3月に、定期借地権事業は23年5月に、それぞれ事業期間が終了する予定。市は21年度に想定する次期市有地活用事業者の公募に先立ち、既存3事業を連携させた一体的な活用の可能性や、その事業手法、必要な条件について、民間事業者の意見・提案を求める。

 一方、尾頭橋地区の対象河川敷地は現在未利用で、今後、残存資材を撤去して広場を整備する計画だ。面積は約390m2で、河川敷地占用許可準則の特例を適用した民間による飲食店設置やオープンカフェ・イベントなどを検討している。対話では、その市場性の有無や事業手法、借地料について、意見・提案を聞く。また、両対象地ともに、周辺の商業施設や宿泊施設、船着き場などとの相乗効果が生まれる連携策にも期待している。