長野県は、松本平広域公園と若里公園の一部でトライアル・サウンディングを実施中だ。これら公園を暫定的に利用して提案事業を試行することで、使い勝手や立地条件、収益性などを確認する。実施期間は2021年3月31日(水)まで。暫定利用期間として原則1日~3カ月程度を想定している。

松本平広域公園の全体図。トライアル・サウンディングの対象区域は原則として競技スポーツゾーン、ファミリースポーツゾーン、野と花のゾーン、花のプロムナードゾーン、ターミナルゾーン(資料:長野県)
[画像のクリックで拡大表示]
若里公園の全体図。トライアル・サウンディングの対象区域は原則として公園の一部(資料:長野県)
[画像のクリックで拡大表示]

 今回のトライアル・サウンディングは、2019年12月以降、当該2公園を対象に行ったサウンディング型市場調査における意見などを参考に実施することとなった。調査では「一定のリスクが見込まれるため、事業導入前にある程度長期間の試行が必要」といった意見や、公園ですぐに実施可能なイベントの提案などがあったことから、まずは民間事業者による事業の試行を行うこととした。

 トライアル・サウンディングの提案においては、(1)新型コロナウイルス感染症拡大防止対策を十分行った内容であること、(2)確実に実施できる内容であること、(3)公園を利用する市民などの利便性、サービスが向上する内容であることの3点すべてに該当するものが求められる。

 利用希望者(民間企業や任意団体など)は、県の都市・まちづくり課に設置された公園利活用支援窓口に事前相談、現地見学を行ったうえで暫定利用申請を行う。同窓口による提案審査を経て実施事業として認定されれば、県から使用許可証が交付される。実施費用、責任やリスクについては、原則として利用希望者が負担する形で暫定利用を開始する(使用料の減免あり)。事業実施後、県ではアンケートやヒアリングを通じて事業者から情報を収集する。

 今回、長野県が新たに設置した公園利活用支援窓口は、トライアル・サウンディングに関する相談や提案の評価のほか、公園の利活用を希望する事業者のアイデアや利活用に関する困りごとや疑問を積極的に受け付けていく。