福島県いわき市は、出張行政サービス「お出かけ市役所」の実現に向けて実証実験を開始した。実施エリアは田人地区、川前地区、中央台地区で、期間は2021年10月21日から22年1月18日まで。いわき市、MONET Technologies(モネ・テクノロジーズ、東京都千代田区)および福島県タクシー協会いわき支部の3者で2020年11月に締結した「いわき版MaaS推進事業に関する連携協定」に基づく取り組みで、中山間地域などにおける行政サービスの利便性向上やスマートシティの推進を目指す。

上は「お出かけ市役所」の実証実験で使われるマルチタスク車両。右は訪問日時や場所などを記したチラシ。マイナンバーカードの新規申請は事前に申し込みが必要だ。(資料:いわき市)
上は「お出かけ市役所」の実証実験で使われるマルチタスク車両。右は訪問日時や場所などを記したチラシ。マイナンバーカードの新規申請は事前に申し込みが必要だ。(資料:いわき市)
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 今回の実証実験で使用する「おでかけ市役所」の車両は、2020年度に遠隔相談サービスの実証実験で活用したマルチタスク車両に地域イントラネット環境を新たに整備したもの。相談業務に加え、住民票や税証明書などの申請受付や発行業務を行うとともに、マイナンバーカード新規申請業務を行う。

 そのほか、2021年度には、出前講座「模擬投票」、中央台公民館市民講座「スマートライフ体験講座」、地域事業者と連携した栄養相談、市総合防災訓練、特定保健指導、聴覚障がい者の遠隔手話相談、母子健康相談等の業務に活用する予定となっている。

■2022年度の主な活用予定業務は以下の通り(◎:新規活用業務)
・住民票・税証明等発行、マイナンバーカード新規申請等◎※
・出前講座「模擬投票」◎
・中央台公民館市民講座「スマートライフ体験講座」◎
・地域事業者と連携した栄養相談
・市総合防災訓練
・特定保健指導
・聴覚障がい者の遠隔手話相談
・母子健康相談 など

※田人地区、川前地区、中央台地区で11月~翌年1月の特定日に実施予定