「MaeMaaS」の画面イメージ。「MaeMaaS」は国土交通省の「令和3年度日本版MaaS推進・支援事業対象地域」として採択を受けて前橋市が進めてきた新たなモビリティサービスの一環だ(資料:前橋市)
「MaeMaaS」の画面イメージ。「MaeMaaS」は国土交通省の「令和3年度日本版MaaS推進・支援事業対象地域」として採択を受けて前橋市が進めてきた新たなモビリティサービスの一環だ(資料:前橋市)
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交通系ICカードとマイナンバーカードの連携イメージ(資料:前橋市)
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 前橋市は、市内の交通再編の有効化を目的とした前橋版MaaS実証実験「MaeMaaS(まえまーす)」を実施中だ。期間は2021年10月1日から2022年3月31日まで。今回の実証実験は、前橋市民に市内のさまざまな交通手段を分かりやすく案内し、将来的に「社会実装」を見据えた検証を行うことを目的としている。

 利用者はスマートフォンから「MaeMaaS」専用サイトにアクセスし、会員登録を行うことで各サービスを利用できるようになる。提供されるのは、鉄道・路線バス・デマンドバス・シェアサイクルのうち複数の交通手段を組み合わせた移動方法をリアルタイムで確認できる「リアルタイム経路検索」の提供や、路線バス・デマンド交通・鉄道がそれぞれ1日乗り放題となる「デジタルフリーパス」の販売など。あわせてこれまで別々のアプリから予約が必要だった市内3エリアのデマンド交通「るんるんバス」「ふるさとバス」「城南あおぞら号」の予約機能を「MaeMaaS」一つに集約する。

さらに、交通系ICカードとマイナンバーカードを紐づけることで、乗車料金がおおむね半額程度になる前橋市民限定の割引サービスを提供するほか、新型コロナウイルスの感染対策として、国内全域の混雑具合が確認できる「モバイル空間統計」(ドコモ・インサイトマーケティング提供)の機能を備える。

 前橋市は、国土交通省の「令和3年度日本版MaaS推進・支援事業対象地域」として採択を受け、IoTやAIを活用した新たなモビリティサービスの社会実装を進めてきた。市は一連の取り組みを通じて、自家用車依存社会からの脱却と、公共交通維持のための財政負担軽減を目指す考えだ。