熊本県荒尾市は2021年10月15日、道の駅や保健・福祉・子育て支援施設を複合化した「荒尾市ウェルネス拠点施設(仮称)」の整備・運営方針について、事業スケジュールや事業者の応募参加資格要件を更新した実施方針・要求水準書(案)を公表した(20日に一部修正)。

荒尾市ウェルネス拠点施設(仮称)の事業用地(出所:荒尾市)
荒尾市ウェルネス拠点施設(仮称)の事業用地(出所:荒尾市)
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 荒尾市ウェルネス拠点施設(仮称)は、2011年に廃止された荒尾競馬場の跡地を含む南新地地区に作られるもので、エリア内には、道の駅あらお(仮称)、交流空間となる大屋根広場、託児室・介護予防スペース・健康診断会場などの保健・福祉・子育て支援施設が整備される。PFI法(民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律)に基づく特定事業として、民間が建設して市に所有権を移転、運営も民間に委ねるBTO(Build Transfer Operate)方式で建設される(関連記事)。ただし、事業者の募集・選定の過程において、財政負担額の減少が見込めないなどの理由で、PFI事業としての実施が適当でないと市が判断した場合は、特定事業の選定を取り消すとしている。

実施方針・要求水準書(案)修正版の事業スケジュール(出所:荒尾市)
実施方針・要求水準書(案)修正版の事業スケジュール(出所:荒尾市)
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 建設および運営を担当する事業者は、公募型プロポーザル方式で募集・選定する。募集要項の公表は2022年1月、参加資格審査の受付と結果通知は同年4月、提案書類の受付は同年9月、優先交渉権者の決定と公表は同年12月を予定する。その後、事業者との基本協定を2023年1月、事業契約の仮契約を同年2月に締結。事業契約についての議会の議決を経て、同年6月に事業契約の本契約を締結し、2023年7月から設計・建設に着手する。施設の開業日は2026年3月を予定しており、開業までの設計・建設期間や開業準備期間は事業者の提案に委ねられる。

 事業者の応募参加資格要件は、「安定的かつ健全な財務能力を有している」「事業を効率的かつ効果的に実施できる経験およびノウハウを有している」など。市が同事業のアドバイザリー業務を委託した事業者と、資本面や人事面で関連のある者が参加していないことも要件の1つに挙げている。