大津市、京阪ホールディングス、京阪バス及び日本ユニシスは、大津市の市街地および比叡山周遊において、MaaSアプリ「ことことなび」を活用した実証実験を2020年10月16日から12月6日まで実施している。実証実験では主に大津市民を対象に「健康ウォーク&ライドキャンペーン(BIWA-TEKUキャンペーン)」も合わせて行う。

 MaaSとは、モビリティ・アズ・ア・サービス(Mobility as a Service)の略で、これまで交通機関ごとに行なっていた予約や料金支払いををスマートフォンなどで一度に行えるようにするもの。今回、実験に使用する「ことことなび」では、企画の乗車券購入、観光案内、クーポン、混雑情報機能などを一体で提供する。

MaaSアプリ「ことことなび」画面イメージと利用イメージ(提供:大津市)
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 アプリは住民向けと観光客向けの2つで構成されているが、今回キャンペーンの対象となっているのは住民向けサービス。行動範囲の拡大や公共交通利用の促進を図るもので、コロナ禍における市民生活や商業施設の支援などを通じ、地域観光の振興を図ることを目的としている。

キャンペーンの対象となる5コース(提供:大津市)
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 キャンペーンには市内交通事業者と連携し、5コース(京阪電車コース、京阪バスコース、江若交通コース、近江鉄道バスコース、帝産湖南交通コース)を用意。公共交通利用は「ことことなび」を活用したデジタルスタンプラリー、歩きは、健康推進アプリ「BIWA-TEKU」を活用したデジタルスタンプラリーで各コースを巡る。

 キャンペーン参加には、あらかじめ通過するポイントのスタンプを「ことことなび」内でダウンロードする。その後、散策例を参考にしながら、歩きと公共交通を組み合わせて散策しながらBIWA-TEKUスタンプポイントを含むスタンプを取得すれば、キャンペーンへに応募できる。応募者のうち、抽選で50人に、QUOカード1000円分がプレゼントされる。

 アプリの観光客向けサービスでは、明智光秀ゆかりの地である坂本や比叡山、大津市内にスムーズにアクセス可能な5種類の1日乗車券の発売に加え、観光案内、飲食店や観光施設などで利用できるクーポン、話題のイベント・混雑情報を提供。観光客誘致と地域消費を促進している。