神奈川県藤沢市がPFI方式で進めている、藤沢市藤が岡二丁目地区再整備事業が着工した。保育園などの公共施設と、医療、介護、健康などの機能で構成される民間収益施設を一体的に整備するプロジェクトだ。市は2017年8月、公募によってミサワホームを代表とする企業グループを事業者に選定していた。同年10月に締結した基本協定に基づき、協議を進めてきた。ミサワホームにとって初めてのPFI事業になる。

藤沢市藤が岡二丁目地区再整備事業の完成イメージ(出所:ミサワホーム)
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PFI事業のスキーム図(出所:ミサワホーム)
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 このプロジェクトは、JR藤沢駅から約1kmの場所にある藤沢市藤が岡二丁目で、老朽化した保育園と市職員住宅、市民病院看護師寮を解体し、その跡地に公共施設と民間収益施設を複合施設として一体で整備するというもの。建設地の面積は3103.12m2で、建物は地上3階地下1階建て、延べ床面積4529.32m2の規模を予定している。

 公共施設部分は、保育園と放課後児童クラブ、コミュニティースペースなどの機能を備える。施設は、整備後の建物は市に引き渡し、維持管理や修繕を事業者が請け負うBTO方式で整備する。整備とその後の維持管理の対価として、市は総額41億3669万5998円を支払うという契約だ。事業期間は2041年3月31日まで。

 民間収益施設部分は、小児科クリニック、薬局、介護施設、フィットネススタジオなどから成り、整備後はミサワホームが「(仮称)ASMACI藤沢」として保有、運営していく。保育園と小児科クリニックの官民連携により、藤沢市初の病児保育にも取り組む計画だ。

 企業グループは、ミサワホームのほか三橋設計、地元建設会社の門倉組、地元ビルメンテナンス会社の工匠で構成される。施設は、これらの機能を備えることで、地域住民が交流を重ねながら、健康で豊かな生活を送ることができる地域拠点として利用されることを目指す。開業は2021年4月の予定。