複合化のイメージ(資料:北川村)
複合化のイメージ(資料:北川村)
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 0~15歳までの15年間の一貫教育による魅力的な子育て環境を目指す高知県北川村は、保育所・幼稚園・小中学校や地域が一体となった施設や必要な教育サービスなどについて、サウンディング型の市場調査を実施する。ハード面とソフト面、およびその両面を実施する上での資金調達手法について、多様なPPP/PFIの導入についての意見を聞き、今後の基本計画策定に役立てたい考えだ。調査は11月30日までに参加申し込みを随時受け付けて日程調整を行い、11月15日~12月3日までの期間に対面またはオンラインで対話を実施する。

 人口減少に直面する北川村は、地域の活性化や少子化に関連する今後の取組を盛り込んだ「北川村まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定し、取組を進めているところだ。同戦略では、「生活できる産業の構築」や「子育て支援・教育の充実」など5つの基本政策を設定しており、その1つである「子育て支援・教育の充実」を具現化するために、2020年度から子育て教育ビジョンを策定。2021年度版では、子育て・文教エリアの魅力ある環境整備として、保幼小中と地域の一体型の施設やビジョン実現に必要な教育サービスについて検討するとしており、その一環で今回の調査を実施する。

 今回の調査で、意見やアイデアを求めるのは、以下の4点だ。

  • ①文教施設・子育て教育環境等整備の方向性について
  • ②官民連携の可能性について
  • ③北川村で展開できる教育サービスについて
  • ④多様な官民連携を実施する上での資金調達について

 ①の施設は、保育所、幼稚園、小学校、中学校の複合化に加え、図書館的な機能、広場・公園機能、サテライトオフィスなども併設する可能性を探っている。複合化のメリット・デメリット、実現上の課題などについて意見を求める。②では、これらの施設の複合化を実現するにあたって従来方式、PFI方式、リース方式など最適な事業手法を聞く。③の教育サービスは学校内だけでなく、民間事業者との連携による英会話や公営塾など学校外における学びの環境整備にも取り組みたい考えだ。調査では、学校内外の教育サービス分野における官民連携の可能性を聞く。

サウンディングで意見交換をしたい考え方と内容(資料:北川村)
サウンディングで意見交換をしたい考え方と内容(資料:北川村)
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 これらを実現する上で、資金調達についても幅広く検討しており、④では、企業ふるさと納税をする場合に村に望む内容と、そのほかの多様な資金調達方法について意見を聞きたい考えだ。①~④に加えて、当該事業への参画に関する条件、村への要望なども受け付ける。