富山市は、富山市公設地方卸売市場の再整備に関するサウンディング型市場調査を実施する。同市場は、中央卸売市場として1973年に業務を開始。現在は約12haの敷地に、青果部・水産物部・花き部などがある。再整備では、市場施設を再配置してコンパクトに建て替え、余剰地に収益施設を整備することを目指す。2020年度中に事業者を募集する予定だ。

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全体配置の考え方(資料:富山市)

 調査に先立ち、事前説明会・現地見学会を11月22日まで随時実施する(要事前連絡)。対話参加の申込は11月22日まで、提案資料の提出締切は12月13日で、12月19日および20日に個別に対話を行う。調査結果は、2020年3月上旬に概要をウェブサイトで公表する。

 富山市では、市場施設と収益施設は、同じ事業者が一体的に整備し、維持管理運営業務を行うことを想定している。市場の建て替えは、開場を継続しながら行う。また、収益施設整備部分や専用駐車場など占用使用する土地の使用料(年額1530円/m2以上)を市に納付することとしている。収益施設の配置は余剰地に限定せず、例えば市場施設との複合施設なども検討可能だという。このように市場施設と収益施設で共用する土地利用を想定する場合は、土地の使用料も併せて事業者が提案する。

 事業のコンセプトは「将来にわたり市民に安全・安心な『食』を安定的に共有するコンパクトな流通拠点」。基本方針として、(1)食の流通を支えるインフラとして必要な機能の確保、(2)経営的視点に立った施設整備の2つを掲げる。

 富山市は今回の調査で、市場施設と収益施設の事業スキームの概要、施設配置、土地の利用形態、収益施設の業種・業態、雇用、収支計画、市場施設の維持管理運営業務の対象範囲などを事業者から聞きたい意向だ。