横浜市の外郭団体である公益財団法人横浜観光コンベンション・ビューローは、市内経済の発展と都市ブランド向上につながる事業「横浜クリエーションスクラム助成事業」を公募し、民間事業者で構成する審査委員会での審査を経て、5つの事業を助成事業に決定した。

助成対象の5事業。横浜の新しい魅力とにぎわいを創出する(出所:横浜観光コンベンション・ビューロー)
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 公募は2019年7~9月にかけて実施し、宿泊客の増加や観光消費促進など、横浜市が観光都市・MICE都市として抱える課題の解決につながる事業を助成する。新規に実施する事業、または新たな企画を盛り込んで拡充する既存事業で、①ナイトエコノミーを推進する事業、②市内の既存資源を利活用する事業、③市域を超えて連携を図る事業の3つテーマのいずれかに該当する事業を助成の対象とした。

 総事業費450万円以上の事業が対象となり、助成金額は一事業につき総事業費の3分の2位以内、かつ300万円を上限とした。公募に対して10件の申請があり、企画内容や期待される効果、予算や実施体制、スケジュールなどの運営面の適切さを基準に審査し、5件を採択した。うち4件がナイトタイムエコノミーを推進する事業だっだ。

 上限の300万円の助成を受ける事業は、(1)ぴあが申請した「YOKOHAMA ミッドナイトHAR★BAR 2019」と、(2)よこはま都心部水上交通実行委員会が申請した「よこはま運河チャレンジ2019~関内・関外地区の運河を軸とした新たな回遊・にぎわい創出事業~」の2つ。

 (1)は、①のナイトエコノミー推進に該当する事業で、音楽や飲食など横浜のミッドナイトハーバーを24時まで気軽に楽しむ地域連携企画。周辺の対象ホテル宿泊者への特典や優待の設定により宿泊増を図る。

 (2)は、②の市内の既存資源を利活用する事業で、11月16日に既に実施済だ。陸上での集客イベントと水上交通を組み合わせ、運河を軸とした回遊を促進する。新たに仮設桟橋を設置し、定期水上交通と観光周遊バスによる陸上と水上の回遊実験を実施した。これまでも毎年、「横浜運河パレード」の名称で、イベントや運河の有効利用を検証する実証実験などを行ってきており、それを拡充した事業だ。