奈良県三宅町と江崎グリコは、三宅町の子育て課題解決に向けた「三宅町Co育てPROJECT」を始動する。2019年8月に締結した「子育て家庭支援事業に関する協定」による取り組みだ。

三宅町の公民連携による子育てパートナーシップの展開イメージ(資料:三宅町)
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 三宅町は全国で2番目に面積が小さい自治体で、人口は6841人。1990年のピーク時から25年間で人口が20%減り、特に0歳から14歳までの年少人口の減少が顕著だ。同町では子育て支援を最重要施策の一つとしており、「三宅町子育てパートナーシップ(通称:ikutomo いくとも)」により、企業・団体との協働で子育て期の課題解決を目指している。江崎グリコは第1号パートナーとなる。

 江崎グリコは、今年2月から「妊娠期からの1000日間(2歳まで)」に特化した子育て支援の取り組みを「Co育てPROJECT」と名付けて進めてきた。同社によると、妊娠からの1000日間は子どもの心と体の基礎を作る大切な時期で、夫婦などのコミュニケーションが子どもの成長に影響を与えることも分かってきたという。

 「三宅町Co育てPROJECT」では、江崎グリコの様々なソリューションを活用して、「妊娠期から2歳までの1000日間」に特化した支援を実施する。第一弾として、次の4つを行う予定だ。

・Co育てアプリ「こぺ」
江崎グリコが開発した、妊娠期から夫婦2人で使えるコミュニケーションアプリ「こぺ」を活用。アプリ自体は誰でも使えるが、三宅町ではパンフレットやセミナーなどを通じて活用を啓発すると共に、利用者のヒアリングをもとに江崎グリコにコンテンツなどを提案していく。

・パパ向けCo育て料理教室
江崎グリコの商品などを使い、パパ向けの料理教室を開催。赤ちゃん向けの食事や簡単に作れる料理を紹介し、男性の家事育児参加をサポートする。

・プレママ(妊婦)~乳幼児向けCo育て食事指導サービス
江崎グリコが培ったノウハウをもとに、妊娠期の女性から乳幼児の赤ちゃんまで1000日間の食事をウェブコンテンツで支援。また、町のイベントに江崎グリコの栄養士が来てメニューを提案して、個別相談や電話相談にも対応する予定だ。

・Co育て乳幼児液体ミルク
江崎グリコの乳児用液体ミルクを防災用に備蓄しながら、期限が近いものから使う「ローリングストック」により、乳児健診で配布。町では出産祝品贈呈事業として、乳児期の子育てに必要なものリストから保護者が選んだものを贈っており、2020年度からリストに乳児用液体ミルクを追加する。