【追加情報:2018.12.27】入札参加2者(入札参加の申込者は4者、うち2者辞退)により入札が執行され、村岡守氏がマイナス795万円で落札した。落札率は59.3%(落札価格/予定価格)。市議会(平成31年第1回定例会)に上程し、議決を得た後に本契約となる。12月26日、深谷市が発表した。(日経BP総研追記)

 埼玉県深谷市は、JR高崎線深谷駅から約6.2kmの位置にある「旧中瀬小学校体育館敷地」売却について、落札者負担による建物解体を条件に、予定価格をマイナスに設定した入札を行う。入札参加申し込み期間は12月6日~13日、入札・開札は12月26日。

 対象地は面積1505.61m2で、1979年に建設された鉄骨造・平屋建て619.09m2の体育館が残存している。入札予定価格は土地の更地評価額から建物解体撤去費を差し引いたマイナス1340万6000円。落札者の土地評価額が建物解体撤去費を下回る場合、差額を市が負担する。

入札の考え方(資料:深谷市)
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落札後の流れ(資料:深谷市)
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解体が条件となる建物(写真:深谷市)
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売却物件の位置と周辺図なる建物(写真:深谷市)
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 落札額が0円またはマイナスの場合、市議会の議決を経たあと本契約を結び、落札者が建物を解体したのちに土地所有権の移転と市の負担金支払い、契約保証金147万円の返還を行う。物件の用途は「専用住宅または共同住宅」に制限されており、10年間は所有権移転または地上権、質権、使用賃借権、賃借権などの設定はできない。

落札金額がプラスとマイナスの契約内容等の整理(資料:深谷市)
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 深谷市は今後も、公共施設の集約に伴う余剰地についてマイナス予定価格による建物解体条件付き入札を導入し、土地の有効活用や財源確保に繋げたいとしている。