千葉県木更津市は、臨海部の鳥居崎海浜公園において、Park-PFI(公募設置管理制度)を活用して施設の整備と管理運営を行う事業予定者(設置等予定者)として、応募3者の中から大和リースを選定した。飲食店を中心とした収益施設と、特定公園施設として園路と広場などを整備する事業だ。同市は、民間活力やPark-PFI制度を活用して民間の集客施設を誘致し、にぎわいの空間を創出する「パークベイプロジェクト」を進めており、その先導的事業となる。供用開始時期は2021年3月下旬頃を予定している。

大和リースの提案による整備イメージ(資料:木更津市)
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 大和リースの提案は、「KISARAZU Lovers Terrace/市民の大切な想いと誇り、木更津”愛”デンティティを育む公園」をコンセプトに、レストラン、カフェ、マルシェ(物販)、コミュニティースペースなどからなる平屋建て、一部2階建ての建物を整備するもの。建築面積は1130m2を予定している。特定公園施設として整備する周辺部については、施設の北側は温暖な米国西海岸の景観をイメージして整備し、施設と一体感を持たせる。南側は、和のイメージを残しながら緑を調整し、心地よい芝生の空間とする計画だ。

 鳥居崎海浜公園は、JR木更津駅の西方約1kmの木更津市富士見3丁目にある。駅前と港をつなぐメインストリートである富士見通りを直進した場所だ。開園は1966年度。2万2491m2の広さの園内には、芝生広場、遊具、運動施設などが整備され、イベントなどにも利用されている。

鳥居崎海浜公園の整備対象区域図(資料:木更津市)
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 パークベイプロジェクトは、自然と共生した食・健康・レジャーなどをテーマに、木更津駅と港の周辺にある鳥居崎海浜公園、吾妻公園、中の島公園、交流厚生用地に民間の集客施設を誘致し、同時に富士見通りの整備も一体的に行うという取り組みだ。このうち鳥居崎海浜公園のテーマは「食」。パークベイプロジェクトの先導的施設に位置付け、自然と共生した食をテーマに、飲食を楽しむ空間を含む便益施設の提案を求めていた。