神奈川県鎌倉市は、梶原四丁目の野村総合研究所の跡地約17.5万m2の活用事業で、アルビオンアート(福岡市)を代表とする企業グループを優先交渉権者に決定した。構成企業は中山マネジメント。同跡地は、市が3つの都市拠点とする鎌倉駅・大船駅・深沢国鉄跡地の中間にあり、市街化調整区域に位置する(関連記事)。

アルビオンアートが提案した事業コンセプト(出所:鎌倉市)
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提案の外観イメージ(出所:鎌倉市)
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 アルビオンアートの提案は「環境と調和する宝飾美術館・研究所を中心とした複合施設」。床面積約5700m2、地上4階・地下1階の宝飾美術館・宝飾文化研究所を建設し、既存樹林の質を高めながら広場やハイキングコースなどを整備する。若者から主婦層まで幅広い世代を対象とした市民の雇用促進、地域コミュニティとの連携を目指す。審査では、自然環境との調和に配慮した計画、地元アーティストやクリエーターとの連携によるクリエーティブ産業への貢献、公益と収益両立の実現性などが高く評価された。

 市は今後、事業対象地内の国有地を取得し、施設竣工までに事業者と定期借地権契約を締結する。事業期間は30年で、アルビオンアートが提案した貸し付け料は1年あたり2200万円。2020年12月頃に基本協定、21年3月頃に基本契約を締結し、工期は24カ月程度を想定、2024年の開館を目指す。