対象地(予定) (資料:札幌市)
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新幹線駅施設の概要(資料:JR北海道「北海道新幹線札幌駅ホームに係る懇談資料(2018年3月17日)」より)
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 北海道新幹線の札幌までの延伸を見据え、札幌駅前の再開発を目指す札幌市は、「北5西1・西2地区基本構想」の策定に向けて民間事業者から意見を求めるサウンディング型の市場調査を実施する。調査に参加できるのは、概ね延べ床面積5万m2以上の大規模開発の実績を持つ法人、または法人のグループで、申し込みは12月7日まで。所定のエントリーシートに必要事項を記入し、電子メールで申し込む。

 一体での第一種市街地再開発事業を想定する北5西1街区・2街区のうち、北5西1街区は市が所有しており、現在は駐車場として利用中だ。北5西2街区は、JR北海道とその関連会社が所有し、商業施設が建っている。新幹線札幌駅は、在来線ホームの東側に敷設する計画で、市所有の北5西1街区は新幹線札幌駅の駅前にあたる場所に、同2街区は、道路を挟んでその西側にある。広さは北5西1街区が約1万2100m、同2街区が約1万500m2だ。北5西1街区の一部は新幹線駅施設として利用される予定となっており、再開発施設については新幹線駅施設と連携することを想定している。

 再開発では、南口駅前広場と新幹線駅施設との連続性を生み出し、札幌の新しい顔となるオープンスペースのほか、バスターミナル、タクシー乗り場や車寄せなどの駅前交通施設、駐車場、駐輪場といった基盤機能を整備し、さらに商業施設、ホテル、オフィス、観光案内と産業情報発信のための施設を盛り込む考えだ。ホテルは、スイートルームやバンケットルームなども設置された国際水準のホテルを、オフィスは、本社機能やバックアップオフィスにも対応できる高機能なオフィスビルを想定している。

 これらを踏まえて、調査では、各機能の規模や配置、運営などについて聞くほか、商業施設、ホテル、オフィスについては、グレードや想定賃料、必要な施設・設備など、観光案内・産業情報発信施設については、想定賃料やターゲット、運営主体のイメージなど、具体的な事業のイメージについても聞く。このほか、環境配慮や防災についての意見や方針、市が想定している以外の用途や機能、事業性向上のアイデア、ICT技術を活かしたスマートシティ実現のアイデアなどについても意見を求めている。

 調査は、所定の調査票にて、これらの項目について回答し、その後、市と対話を交わすスタイルで実施する。対話の実施期間は12月3日から27日で、対話実施日の3日前(土日祝を除く)までに調査票を提出する。調査結果の概要は、2019年2月頃に公表予定だ。