旧北貝取小学校(出所:多摩市)
旧北貝取小学校(出所:多摩市)
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 東京都多摩市は、2022年4月に開館予定の多摩市立市民活動・交流センターと多摩市立ふるさと資料館について、(1)公共施設などを活用した新製品やサービスの開発、(2)公共施設などにおける効率的な樹木等の管理の2つのテーマで民間からの事業提案を募集している。締め切りは12月25日。なお、施設は現在、指定管理者を選定している最中だ。提案が採用となり事業化する際には、市や指定管理者との調整が必要となる。

 多摩市立市民活動・交流センターと多摩市立ふるさと資料館は、2011年に閉校した多摩市立北貝取小学校の跡地施設を、市民の主体的な活動を促進する市民活動・交流センター、ふるさと意識の醸成を図る拠点施設とするふるさと資料館として活用するものだ。

 提案は、市と市民にメリットがあり、原則として新たな財政負担が生じないもので、独自性や長期的視点を持つものとする。市が直接実施すべき事業は提案の対象外だ。市は、(1)の提案例として、什器や家具などの利用者へのモニター調査・商品開発、不特定多数が入退場する公共施設におけるIT技術の開発や利活用、(2)の提案例として、長期契約による植栽管理計画の立案、心地よく効率的な植栽計画の共同研究、SNSやアプリによる連絡窓口機能の開発研究、市民らを対象とした樹木剪定体験会などを挙げている。複数の事業案を提案しても構わない。

 提案募集に応募する場合は、12月25日までに電子メールで所定の提案書などを提出する。同日までの間に現地見学もできる。希望する場合は、提案書提出先の部署に連絡が必要。

 多摩市はこれまでも、公民連携で行政課題や地域課題の解決に取り組むために民間事業者からの事業提案を受け入れ、独自性と有効性がある提案については、事業者と共同で実証実験を行うなどしてきた。従来は、提案を随時受け付けてきたが、2020年度からはテーマと期間を定めた「テーマ型」の民間提案の募集を開始した。今回はセンターと資料館について、上記のテーマを設定して提案を受け付けている。なお、センターと資料館以外の施設についても、上記テーマの提案は可能だ。また、自由テーマでの「フリー型」提案も同時に受け付けている。