みちのりホールディングス、岩手県北自動車、エムティーアイは2018年12月4日、観光バス路線用のスマートフォンアプリ「すぐのれ~る」を12月中旬に提供開始すると発表した。このアプリは、バスの検索・予約・支払・発券ができるほか、沿線の観光スポットの紹介やクーポンの発行といった機能を一つにまとめたMaaS(Mobility as a Service)型のサービスを提供する。日本語以外に、英語、韓国語、中国語(繁体字、簡体字)にも対応。

「すぐのれ~る」の画面 出所:みちのりホールディングス
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 当初は、岩手県北自動車の観光バス路線「仙台空港~松島・平泉・花巻線」での利用を想定したサービスを提供する。この路線は、日本三景の松島や世界遺産のある平泉へ、仙台空港または花巻空港から直接アクセスできる点が特徴だ。全車で無料のWi-Fiサービスも提供している。

 すぐのれ~るは、観光庁と宮城県による、外国人観光客の東北周遊促進を目的とした「仙台空港発着二次交通利用拡大事業委託業務」と連携しており、今回のMaaSアプリのプロモーションなどに同事業の予算の一部が充当されている。

みちのりグループが目指す「観光型MaaSモデル」 出所:みちのりホールディングス
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 みちのりグループは、仙台空港~松島・平泉・花巻線において、すぐのれ~るの機能検証や利便性の改善を行った後、同グループの他のバス路線にも展開していく。今後、沿線の観光施設との連携を一層強め、地域経済の活性化につながる観光型MaaSモデルの実現を目指す。