北海道上士幌町は、市街地郊外や農村地域に住む子どもや高齢者といった交通弱者に対してより移動の利便性を高めていくために「上士幌MaaSプロジェクト」を実施している。4件実施される実証実験の1つとして、日本郵便(上士幌郵便局)の集配車の助手席に人を乗せる客貨混載の実証実験を12月第2週と第3週に計6回実施する。今回の取り組みは無償ボランティア輸送に該当し、実証実験期間中のみの実施となる。

客貨混載の実施イメージ(資料:上士幌町)
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 利用は事前予約が必要だ。デマンド化した福祉バスが走っている萩ケ岡地区の萩ケ岡簡易郵便局に設置のポストの取集時間に合わせて事前に登録されている予約者のみ乗車でき、降車地は市街地の上士幌郵便局およびルート上の2カ所を設定している。12月10日には、福祉バス利用者であり萩ヶ岡郵便局近くの高齢者が、タブレットで予約して、郵便車の助手席に乗ってもらうということが決定している。予約は、10月~12月にかけて実施中の福祉バスのデマンド化のために開発した予約システムを利用する(タブレット予約のみ)。

 上士幌町では、今回の集配車での客貨混載の実証実験のほか、① 福祉バスのデマンド化による利用拡大(10月~12月)、②福祉バスでの貨物輸送による収入確保(11月~12月)、③ 自家用有償旅客輸送の実施による新たな輸送サービスの検証(11月~12月)を行っている。参加企業は、TKF(東京都港区)、順風路(東京都豊島区)、MaaSTechJapan(東京都千代田区)である。