市営分銅町・末広町住宅整備事業の完成イメージ図(資料:西宮市)
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市営住宅の建て替え計画図(西宮市「市営住宅等の耐震化と第2次西宮市営住宅建替計画等について」〔2016年9月〕)
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 兵庫県西宮市は、市営住宅の建て替え事業におけるPFI手法について、サウンディング型市場調査を実施する。建て替え事業全体と、2022年度前後に発注予定の市営城ケ堀住宅整備事業について、BT(Build Transfer)方式で行う場合の効果や課題について事業者の意見を募る。参加希望者はサウンディング申し込みシートを12月16日までに提出の上、できるだけ12月18日開催の事前説明会に出席することが求められる。12月19日〜27日に質問を受け付け、来年1月17日に回答、対話シート受け付けは12月19日〜1月24日、1月30日・31日に対話を行う。結果公表は2月21日の予定だ。

 西宮市には2016年時点で中核市平均と比較して約2倍の市営住宅がある。そのストックの中には現在の耐震基準に適合していない住棟も多い。そこで市は、2016年9月に「第2次西宮市営住宅建替計画」をまとめ、耐震改修・建て替え・統廃合・解体を進めてきた。建て替え事業にはPFI手法BT方式を採用(関連記事)、これまでに5件実施している。しかし、2018年に行われた市営分銅町・末広町住宅整備事業の入札では、全ての入札参加者が辞退し、入札不調が発生した(その後、予定価格を引き上げて再入札し事業者が決定)。これを踏まえ、今後の発注方法を検討するため、今回の調査を行う。

 対話の対象は第2次建て替え事業全体と市営城ケ堀住宅の整備事業。市営城ケ堀住宅は中心市街地に位置し、1950年度に建設された鉄筋コンクリート造・地上4階地下1階、24戸の住棟が2棟ある。敷地面積は合わせて2176.92m2だ。BT方式を採用する場合の事業者のメリット・デメリット、提案の余地や参加意欲、入札参加・不参加を見極めるポイントなどを聞く。