横須賀市と楽天は2020年12月14日、自動配送ロボットを使った公道走行実験を開始した。横須賀市馬堀海岸地域の住宅地(約200m×120mの範囲)の公道で低速・小型の自動配送ロボットを走らせて、安全に走行できるかどうかを確認する。自動配送ロボットは、同住宅地から5㎞ほど離れた横須賀市光の丘の「横須賀リサーチパーク」から遠隔監視する。

実験で使用するパナソニックの自動配送ロボット(出所:横須賀市、楽天)
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実験で使用するパナソニックの自動配送ロボット(出所:横須賀市、楽天)
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実験で使用するパナソニックの自動配送ロボット(出所:横須賀市、楽天)

 横須賀市と楽天は実験で安全性を確認したうえで、2021年前半に近隣住民が注文した商品を馬堀海岸地域にあるスーパー「西友馬堀店」から自動配送ロボットで配達する期間限定サービスの提供を計画している。楽天は、ネットスーパー事業「楽天西友ネットスーパー」を共同で運営するなど西友と提携関係にあり、2020年11月には西友の親会社である米ウォルマートから西友株式の20%を取得することを発表している(楽天の発表資料)。

 政府は2020年12月1日に取りまとめた成長戦略の実行計画において「公道走行実証の結果を踏まえて、遠隔で多数台の低速・小型の自動配送ロボットを用いたサービスが可能となるよう、来春を目途に制度の基本方針を決定し、2021年度のできるだけ早期に、関連法案の提出を行う」としている。横須賀市と楽天の自動配送ロボット公道走行実証実験は、政府のこうした方針を踏まえたものとなる。

 実験で使用する自動配送ロボットはパナソニック製で、機体サイズは長さ115㎝×幅65㎝×高さ115㎝、最高速度は時速4㎞。神奈川県内ではこのほか、藤沢市でもパナソニック製の自動配送ロボットを使った公道走行実験が2020年11月25日から12月24日まで実施されている(パナソニックの発表資料)。