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「道の駅」整備予定地(資料:海南市)

 和歌山県海南市は、2022年度中の開業を目指す「道の駅」整備についてサウンディング型市場調査を実施する。12月14日、12月20日に説明会を開催(申し込み締め切りはいずれも12月13日)、12月17日~19年1月31日まで調査を実施する。調査への参加には1月18日までに所定の申込書をメールで送付する。サウンディングの結果は19年3月末公表予定の「海南市『道の駅』基本計画」に反映する。

 「道の駅」の計画地は同市西部・下津町小南地区の敷地約1万4000m2。国道42号と、現在建設中の国道有田海南道路の両方に隣接する。市は18年8月に「海南市『道の駅』基本構想」を策定し、整備・管理運営にできる限り民間活力を活用するという方針を示した。

 新しく整備する「道の駅」では、本来の機能である「休憩機能」「情報提供機能」「地域連携機能」に加え、地域産品や加工品の販売やPR、これらの地元消費による地産地消の推進、地域産品や観光などの情報発信や地域産業振興を図る。さらに、災害備蓄物資の保管、災害発生時の避難所など防災拠点としても活用する。また、通過するドライバ―だけでなく地元住民の利用促進策として、市では道の駅と下津町地域などを結ぶコミュニティバスのバス停設置も検討している。

 調査で想定する対話内容は下記の通りだ。

  1. 道の駅のコンセプトについて
  2. 施設の導入機能について
  3. 施設の整備及び管理運営方法について(設計・維持管理に係る費用負担など)
  4. 事業のスケジュールについて
  5. 事業の採算性について(独立採算事業として成立する条件など)
  6. 地域住民・団体との連携、地域活性化について
  7. その他(施設の有効活用に向けたアイデア、市への要望などについて)

 なお、基本構想では「道の駅」整備の背景として、有田海南道路の開通により国道42号の交通量が減り、国道沿いの店舗の売上低下が懸念されること、下津町地域はみかんやびわなどの農産物、鱧、シラス、アシアカエビなどの海産物が豊富だが直接販売できる場所が少ないこと、和歌山県内の国宝建造物7件のうち4件が下津町地域にあるにもかかわらず全国的な認知度が低いため情報発信基地が必要であることなどを挙げている。