武蔵野クリーンセンター周辺の地域エネルギー管理の概要
(出所:NECネッツエスアイ)
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「メガソーラービジネス」2019年12月12日付の記事より

 NECネッツエスアイ(東京都文京区)は12月6日、東京都武蔵野市からごみ処理施設「武蔵野クリーンセンター」周辺における蓄電池システムとエネルギー管理業務を受注したと発表した。廃棄物発電による電力を夜間に蓄電池に充電しておき、電力需要が増える昼間に放電して各施設の電力消費を賄う。

 NECが販売する米NEC Energy Solutionsの中型蓄電池システムを、クリーンセンター周辺にある武蔵野総合体育館、エコプラザ(仮称)、武蔵野市立第四中学校の3カ所に4台設置する。4台合計の出力は720kW、容量は1620kWhになる。

 同蓄電池は、パワーコンディショナー(PCS)内蔵型のためコンパクトで設置性に優れるという。また分散設置が可能で、大型蓄電池クラスの容量を確保すると同時に、蓄電池1台あたりの充放電回数を抑えることで使用期間を延ばせる可能性もあるという。

 合わせて、クリーンセンター内に地域エネルギー管理システム(CEMS=Community Energy Management System)を構築し、周辺施設に設置した蓄電池の効率的な充放電制御など地域内の分散エネルギー資源を最適に運用する。また、総合体育館にビル・エネルギー管理システム(BEMS=Building Energy Management System)を構築し、エネルギー消費量を監視しながら空調や照明などの設備を最適運用して消費電力を削減する。

 武蔵野市では、クリーンセンターのごみ発電を核に、周辺の公共施設・学校と連携し地域全体でエネルギーを融通するエネルギー地産地消プロジェクトを推進している。同プロジェクトにより年間約1000tのCO2削減を見込んでいる。