東京都は、芝公園を核とするエリアのまちづくり構想案(「芝公園を核としたまちづくり構想(案)」をまとめた。芝公園周辺の民間のホテル建て替えなどに合わせて、増上寺など江戸時代の文化を引き継ぎ、歩行空間や防災性を高めながら国際的な観光・交流拠点の形成を目指す。

芝公園を核とした歩行者ネットワーク図(資料:東京都「芝公園を核としたまちづくり構想(案)」)
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 東京都では、構想案について、都民から2020年1月10日まで意見を募集している。寄せられた意見を踏まえ、2020年2月頃にまちづくり構想を策定する予定だ。

 構想案では、以下の3つの方針の下、まちづくりの方向性を示している。

1.江戸東京の資源の再生と活用等による国際的な観光・交流拠点の形成
 増上寺本殿を中心として江戸の空間を再生するとともに、公園内に歴史・文化を発信する施設やカフェなどを設置。また、宿泊施設や商業施設、オフィスなど多様な機能を集めて、賑わいや観光交流機能を強化。観光バスの発着施設や観光情報の発信施設も設け、国内外の観光客の利便性を高める。

2.市街地環境の向上
 外苑東通りの整備と合わせ、増上寺と東京タワーを結ぶ歩行者空間を整備し、周辺地域とのネットワークを形成する。

3.地域の防災性の向上
 防災関連施設の整備などと合わせ、区役所や災害拠点病院、地下鉄事業者などと連携し、地域の防災性を高める。