加古川市版Decidimのウェブサイト
加古川市版Decidimのウェブサイト

 兵庫県加古川市は2021年12月9日、第16回マニフェスト大賞において「参加型民主主義プラットフォーム『加古川市版Decidim』の導入~コロナ禍における新しい市民参加型合意形成のカタチを実現~」というタイトルで応募した活動内容が、「関西エリア選抜」に選出されるとともに「優秀コミュニケーション戦略賞」を受賞したことを発表した。

 加古川市版Decidimは、加古川市がスマートシティ構想に対する意見募集などで使用している住民参加型の合意形成ツールである。もともとDecidimはスペイン・バルセロナ市で誕生した、インターネット上で市民と行政が対話して社会課題の解決につなげるためのツールであり、一般社団法人コード・フォー・ジャパン(Code for Japan)が、その日本語対応を担当した(関連記事)。

 加古川市は2020年10月、Decidemの日本語対応版を加古川市版Decidimとして日本の自治体で初めて導入。導入初年度となる2020年度は、地元の高校のオフラインワークショップや授業に活用し、2021年度からは施設の愛称募集や市内を流れる一級河川「加古川」の河川敷利活用アイデアの募集など、様々なテーマの意見交換や提案に使用している。例えば、2022年4月にオープンする複合施設の愛称募集では、まずクラウドソーシングで愛称候補を募集し、その後、複数案から絞り込む際に加古川市版Decidimの投票機能を利用した。

市民投票で愛称が「かこてらす」に決まった2022年4月にオープン予定の複合施設のイメージ(左)。右表はその決定プロセス。加古川市版Decidimは候補名の絞り込み時に活用した(資料:加古川市)
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市民投票で愛称が「かこてらす」に決まった2022年4月にオープン予定の複合施設のイメージ(左)。右表はその決定プロセス。加古川市版Decidimは候補名の絞り込み時に活用した(資料:加古川市)

 マニフェスト大賞は、優れた取り組みを広めることでまちづくりが積極的に進められるよう、自治体の議会・首長、地域主権を支える市民などの活動を表彰する。マニフェスト大賞実行委員会(実行委員長:白井亨東京都小金井市議会議員)が主催し、早稲田大学マニフェスト研究所、毎日新聞社が共催する。