国土交通省は2018年度に新設した「かわまち大賞」に、山形県の「長井地区かわまちづくり」と、広島県の「天満川・旧太田川(本川)・元安川地区及び京橋川・猿猴川地区かわまちづくり」の取り組み2件を認定した。「かわまち大賞」は、河川空間の利活用と賑わい創出の先進的事例を認定する制度。全国から応募のあった16カ所の取り組みの中から、有識者による審査委員会の審査を経て選定した。

全国の先駆けとなるフットパス整備

 「長井地区かわまちづくり」では「長井フットパス」の取り組みが評価された。河川管理者の国交省山形河川国道事務所が最上川のフットパス(散策道)や船着き場などを整備し、河川空間の占有主体である長井市が「かわ」と「まち」をつなげ回遊性を高めるフットパスの維持・管理を担うというものだ。

 取組主体は長井市かわまりづくり推進協議会で、長井市、長井商工会議所、長井市観光協会、地域団体、NPOなどで構成されている。推進協議会は地域の団体や民間事業者などと連携して、フットパスマップの作成やウオーキングイベントを実施した。散策ボランティアガイドの養成などを継続して行っていることと併せて高く評価された。

山形県の「長井地区かわまちづくり」。左上が管理運営体制図。左下がフットパスマップ。右上と中がウオーキングイベントの様子。右下がボランティアガイドの様子(資料:国土交通省)
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