神戸市は2021年12月14日、長田区の駒ヶ林保育所跡(旧駒ヶ林公会堂)活用事業において、Happy(以下、ハッピー、神戸市長田区)を優先交渉権者として決定、公表した。国登録有形文化財である旧駒ヶ林公会堂の保存活用と継承、地域コミュニティの促進、地域活性化を目的とした事業で、11月30日まで公募型プロポーザル方式による活用事業者の募集を行っていた(関連記事)。

旧駒ヶ林公会堂の現況(資料:神戸市)
旧駒ヶ林公会堂の現況(資料:神戸市)
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 ハッピーの提案「PORT KOMA(ポートコマ)」は、(1)神戸で生産されたものを味わうことができる宅食事業、(2)長田の魅力である多文化を活かした創作カフェレストラン事業、(3)地域住民とともにつくるクラフトジンの製造事業、(4)クリエイターやアーティストが使用するシェアオフィス事業――の4つを展開するもの。

 改修工事案によれば、旧館の1階部分をバリアフリーのカフェ&レストラン、2階をイベントスペースに、新館の1階部分をセントラルキッチン&蒸留所、2階をシェアオフィスとして整備する計画だ。2022年3月末頃に基本契約を締結する予定で、2024年8月の開業を目指す。

カフェ&レストランのイメージ(左)とセントラルキッチン&蒸留所のイメージ(資料:神戸市)
カフェ&レストランのイメージ(左)とセントラルキッチン&蒸留所のイメージ(資料:神戸市)
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 対象となった施設は旧駒ヶ林公会堂の西側旧館(延べ床面積298.39m2、1924年築の煉瓦造)と東側新館(同207.21m2、1969年築の鉄筋コンクリート造)。神戸市では、決定事業者と事前協議のうえ市が西側旧館の耐震・内装改修工事を行った後、賃貸借契約締結日から10年間を貸付期間とする定期建物賃貸借契約を想定して活用事業者を募集していた。応募は同社のみだった。

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