静岡県熱海市は、市営の庭園である熱海梅園への施設設置とその利活用の可能性について、サウンディング型市場調査を実施する。現地説明会(2022年1月18日実施、申し込みは1月17日まで)を経て、2月7日から3月18日までサウンディングへの参加者を募集する。3月22日から3月末まで個別対話による調査を実施する。2月17日までは個別質問も受け付ける。

梅の開花時期に開催される梅まつりの様子(出所:熱海市)
梅の開花時期に開催される梅まつりの様子(出所:熱海市)
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既存施設の香林亭。俳句・将棋・食事会などに利用されている(出所:熱海市)
既存施設の香林亭。俳句・将棋・食事会などに利用されている(出所:熱海市)
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 熱海梅園は、100年以上の歴史を持つ梅の名所。市街地西側の山間に位置し、梅の開花時期である1月中旬から3月中旬にかけて開催される「梅まつり」期間中は、多くの観光客が来園する(関連記事)。熱海市は、梅まつり開催期間以外も熱海梅園の日常的な利用を促進して周辺地域のにぎわいを創出するため、民間活力による施設設置を検討しており、今回の調査では熱海梅園に設置する施設とそれを活用した事業の提案を求める。

 具体的には、事業の基本コンセプト、設置する施設の概要や構成・配置イメージ、事業効果、事業方式やスケジュール、営業時間、投資額と事業収入の見通し、事業収益を公園の魅力向上に還元する方法などをヒアリングする。熱海市は、飲食施設、体験学習のための教養施設、休憩所などの設置提案を想定しており、既存施設の改修による提案も可能としている。調査対象者は、公園整備の実施主体となる意向があり、なおかつ企画・設計・資金調達・施工・管理運営業務などの能力を持つ法人または法人のグループとなる。

 熱海市では最終的に、都市公園法に基づき、公募により選定した民間事業者に公園施設の設置・管理を認める「公募設置管理制度(Park-PFI)」による事業を予定している。今回の調査で提案された内容は、その公募条件などを検討する際の参考にするという。