旧川越織物市場と旧栄養食配給所の活用イメージ(資料:川越市)
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現状(工事前)の様子(資料:川越市)
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 埼玉県川越市は、市指定文化財である旧川越織物市場と旧栄養食配給所を、文化財として復原・保存し創業支援施設(文化創造インキュベーション施設)として活用するプロジェクトを進めている。若手のアーチストやクリエーターなどが、創業支援を受けながら一定期間(最長3年程度)、制作活動を行う活動拠点とする計画だ。

 施設のオープンは2021年春を目指している。川越市では当初、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催前のオープンを目指していたが、復元工事を請け負った建設会社との契約を解除する事態が生じたため、新たな工事事業者をこれから選定する。

  川越市では、この施設の入居者によるプロジェクトや創業を支援するマネージャーの公募を検討している。そこで、マネージャーの具体的な業務内容や役割、処遇などについて意見や提案を求めるサウンディング型市場調査を実施する。調査に参加できるのは、同施設のマネージャー業務に関心のある個人または法人。参加の受け付けは、2019年1月11日まで。サウンディングは1月28日から2月1日の期間に実施する。調査結果は、2月下旬から3月中に概要を市のホームページなどで公表予定だ。川越市では、調査結果などを参考に、マネージャー人材を公募するかどうかも含めて方針を決定する。

 今回の調査で求める提案内容は、提案者がマネージャーに就いた場合を想定し、創業支援すべき入居者像の設定、入居者集め、施設の魅力づくり、地域との連携など。そのほか、業務遂行の上で有効に活用できるネットワーク、連携できそうな施設運営管理者、および参加の動機や、関連する業務の実績などについても話を聞きたい考えだ。

 整備後の文化創造インキュベーション施設の総延べ面積は1042m2。入居施設は、入居者に貸し出す8~13室のアトリエ、共用施設として、入居者や外来者が使う事務室、および展示施設と交流機能施設などだ。展示施設は、市文化財である旧川越織物市場と旧栄養食配給所の関連資料や入居者の企画による展示を行い、交流機能施設は、カフェやセレクトショップなどを想定している。