複合施設の建設予定地(出所:門真市)
複合施設の建設予定地(出所:門真市)
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 大阪府門真市は、市立第一中学校跡地に建設する予定の、図書館・文化会館を含む生涯学習複合施設の設計支援、開館準備、指定管理およびカフェなどの運営を担う事業者に、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)を選定した。2021年2月から22年9月まで、CCCは委託契約で施設の設計支援を行う。

 また、同社は複合施設が開館する前に、従来のノウハウを継承するため、現在の市立図書館の指定管理も手掛ける。現図書館の指定管理期間は24年4月から25年3月までで、新たな生涯学習複合施設の指定管理期間は25年4月から30年3月までを予定する。

 市立第一中学校跡地は京阪電鉄古川橋駅北側のまちづくり事業区域内にあり、敷地面積約3000m2。既存の文化会館の老朽化、図書館の蔵書不足などから、市は両者の機能を併せ持つ生涯学習複合施設の建設を決めていた。20年7月に事業者の公募を開始、2グループから提案を得て、10月に学識経験者からなる選定委員会がCCCを最優秀者に決定した。次点は図書館流通センターを代表企業とする「KADOMAニュー・ライフ・プロジェクトチーム」だった。

 CCCの提案は、「門真市の明るい『未来が見える』場所を創る」を事業コンセプトに、施設デザインの要件として「館内に入った瞬間に驚きと感動が生まれる空間」「周辺行政施設との結節点になる空間」「 『緑』を効果的に配置し、広場と施設とのつながりを生む空間」「『賑わい』と『落ち着き』と『集中』がフロアごとにデザインされ、多様な利用を促進する空間」「ユニバーサルデザインを採用し、安心安全に利用できる空間」を挙げている。

 今後は、CCCが運営者としての視点を生かして市民アンケートやワークショップを行い、基本設計の発注につなげる。実施設計と建築工事はデザインビルド方式で一括発注し、基本設計を行った設計者が工事監理を担う計画だ。