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IoTを活用したまちづくり提案を表彰、柏市でハッカソン

IoT無線規格LoRaWANの実証フィールドを活用

柏崎 吉一=エクリュ【2018.3.14】

まちづくりにおける課題(インフラ、自然環境、暮らし、など)をIoTによって解決することをテーマとして開催された「柏の葉IoTハッカソン」の入賞アイデア発表会および表彰式が、2月17日、千葉県柏市の柏の葉オープンイノベーションキャンパス(KOIL)で開催された。

ハッカソン表彰式の会場風景。受賞者は表彰を受けるだけでなく、企画内容のショートプレゼンを行った(写真:柏崎 吉一)
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 様々なセンサーから得られるデータを収集するIoT(Internet of Things)向けの無線規格「LoRa(ローラ)WAN」を用いたアイデアを公募した柏の葉IoTハッカソン。テーマは柏の葉キャンパスのまちづくりにおける課題(インフラ、自然環境、暮らしなど)をIoTによって解決することだ。

 主催は柏の葉IoTハッカソン実行委員会。LoRaWANを用いたIoTプラットフォームを提供するセンスウェイ(東京都中央区)をはじめ、関係者有志で構成される。共催は、東京大学大学院工学系研究科機械工学専攻IoTメディアラボラトリー、柏市、柏の葉アーバンデザインセンター(UDCK)、TX アントレプレナーパートナーズ(TEP、柏市)、三井不動産。柏の葉エリアのまちづくりに関わるステークホルダーで構成される産学官の共同プロジェクトだ。

基地局となるLoRaWANゲートウェイ(アンテナ)(写真:柏崎 吉一)
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 LoRaWANは、全世界で500社以上の通信キャリア・企業が加盟するLoRa Allianceが規格・仕様を策定し、その内容がオープンに公開されている。主催者によれば、フランスと韓国では通信事業者によりそれぞれほぼ全国規模でカバーされているという。

 柏の葉IoTハッカソン実行委員会の一人、東京大学工学系研究科IoTメディアラボラトリー スペシャリストの渡辺誠氏は、「日本でもIoTによる産業を育成していくうえで、オープンに利用できる無線規格の普及が望ましい。いくつかある規格の中からLoRaWANを選んだ大きな理由も、オープンであることだ。とはいえ、日本では認知度が低い。まずは多くの方に気軽に触れてもらいたい」と語る。

 ハッカソンを通じて、LoRaWANの電波の特性に関する知見も蓄積された。渡辺氏によれば、柏の葉キャンパスから発信した電波を1200カ所で計測したところ、約123km離れた富士山の5合目でも計測できたという。

 イベント開催にあたり、主催者は柏市役所本庁舎、茨城県の筑波大学、東京都文京区の東京大学・本郷キャンパスおよび、柏の葉地区の柏キャンパスなどにLoRaWANの基地局を設置し、面的なIoT実証フィールドを構築した。主催者によれば、日本では過去最大規模の実証フィールドになったという。

 ハッカソンは、2017年11月のキックオフを皮切りに、希望者にLoRaWANモジュールを貸し出して提案を募った。審査は「LoRaWANの機能を活かした提案となっているか」「まちづくりのテーマに沿った提案となっているか」「革新性のある提案となっているか」「実証実験にとどまらない、実現性が高い提案となっているか」という基準を総合的に判断して行われた。

 募集テーマは次の8つ。(1)柏市の交通課題、(2)柏市の企業誘致に係る課題、(3)HEMSの新しいかたち、(4)すぐそこの未来の住宅、(5)「まちを歩く」を誘導する情報提供、(6)自然と共生する都市空間-グリーンマネジメント、(7)農業とIoT、(8)柏の葉に対する自由な提案、である。

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