【自治体発表・岡山市】岡山県庁通り、ウォーカブルで緑豊かな空間に

講演する岡山市都市整備局都市・交通部庭園都市推進課街なかにぎわい推進室の舌﨑博勝技師(配信画面をマチミチ会議事務局がキャプチャー)
講演する岡山市都市整備局都市・交通部庭園都市推進課街なかにぎわい推進室の舌﨑博勝技師(配信画面をマチミチ会議事務局がキャプチャー)

 岡山市都市整備局都市・交通部庭園都市推進課街なかにぎわい推進室の舌﨑博勝技師は、岡山市の中心市街地を東西に横切る県庁通りの取り組みを紹介した。岡山市では、JR岡山駅前と、岡山後楽園などがある歴史文化遺産が集積するエリアがにぎわいの核であり、県庁通りはこの2つの核を結んでいる。

 道路空間の再整備は2019年に着工しており、2022年度中に完成予定だ。全幅員15mはそのままに、幅員3.25mの2車線(一方通行)だったのを幅員3mの1車線に変更。歩道を拡幅し、自転車レーンを設ける。

岡山駅前では2014年にイオンモール岡山が開業。そのにぎわいを中心市街地全体に波及させることが課題になっている(舌﨑技師の講演資料より)
岡山駅前では2014年にイオンモール岡山が開業。そのにぎわいを中心市街地全体に波及させることが課題になっている(舌﨑技師の講演資料より)
[画像のクリックで拡大表示]

 従来よりも植栽にメリハリをつけたのも特徴。「ボリューム(サイズや葉の広がり方)の大きな木を植えたくて、通行や交通のジャマにならない場所に配置した。従来より数は減ったが、1本1本のボリュームが出て風格のある緑空間ができた」と舌﨑技師は語る。

 2015~2016年には合計4回、社会実験を実施した。土日の日中のみ実施していたのを1週間続けての実施にするなど、回を追うごとに、再整備が完了した場合の日常に近づけながら実験した。

 「社会実験の結果、1車線化しても、周辺道路を含めた自動車交通量に大きな影響はないことが分かった。しかし、この社会実験について報道などで『1車線化』ばかりが大きく取り上げられてしまい、クルマ社会ということもあって、ドライバーから不安・不満の声が上がった。ウォーカブルな街づくり、道路空間を使ったにぎわい創出といった本来目的を伝えられなかったのは反省点だった」と舌﨑技師は振り返る。

ハードとソフトの両面から県庁通りの魅力を高める(舌﨑技師の講演資料より)
ハードとソフトの両面から県庁通りの魅力を高める(舌﨑技師の講演資料より)
[画像のクリックで拡大表示]