目に見える部分だけ持ち帰っても役に立たない

 西芝氏は講演の最後、まちづくりには「都市計画」「景観デザイン」「組織形態」といった目に見えるものと「人の意識」「価値観」「(住民参加の)プロセス」「考え方」「文化的背景」といった目に見えないものがあり、ポートランド市のまちづくりを真似しようと氷山の一角である「目に見えるもの」だけを持ち帰っても役に立たないと語った。

 「ポートランド市が住みやすい街になったのは、人々がまちを大事にしたから。日本でも住みやすいまちをつくるには、人々がどういう考え方、価値観でまちづくりに取り組んでいるのかを考え、目に見えるものと見えないものをつなげていくことが重要になる」(西芝氏)。

まちづくりには氷山のように「目に見えるもの」と「目に見えないもの」がある(西芝氏講演資料より)
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