「抱き合わせ」で、ついでに検査

 近隣の集会所などで実施する計画的な簡易ヘルスチェックの場合も、コロナ禍により、不特定多数の人が集まるイベントの実施が難しく、事前の告知もできていない状況にある。そうした中で、参加者を集める方法として現在重要なキーワードになっているのが「他のイベントとの抱き合わせ」だという。

 例えば、前述の浪岡総合保険福祉センターでの簡易ヘルスチェックは、同センターで実施されるデイサービスの入浴サービスと組み合わせる形で実施していた。何らかの目的でそこに訪れた人たちに、ついでにヘルスチェックにも参考してもらうという具合だ。

浪岡総合保険福祉センター内にある入浴施設の入口。入浴サービスを終えた高齢者が、簡易ヘルスチェックに参加していた
浪岡総合保険福祉センター内にある入浴施設の入口。入浴サービスを終えた高齢者が、簡易ヘルスチェックに参加していた
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 簡易ヘルスチェックを併設していることをあらかじめ告知こそしているものの、先の「ゲリラ作戦」における“偶然の出合い”に近い効果も期待できる。「健康にあまり興味がない人にもリーチできるだけに、他のイベントとの抱き合わせには大きな価値がある」と青森市立浪岡病院の田澤氏は語る。