2位:秋田県動物愛護センター「ワンニャピアあきた」(秋田県)

 2位には、秋田県の動物愛護センター「ワンニャピアあきた」(25件)が入った。同施設は2019年4月にオープン、6月から一般開放を開始した。動物愛護推進と秋田犬に関する総合情報の発信拠点として、事業を進めている。2025年までに犬、猫の殺処分ゼロを目標としている。

 視察が多かった理由として、「行政機関の機能を持ちながら、動物愛護の啓発事業を年間を通して実施していること、建物の構造材に県産CLT(直交集成板)を使用していること」(県担当者)を挙げる。

秋田県動物愛護センター「ワンニャピアあきた」の概観(写真:秋田県)
[画像のクリックで拡大表示]

 事業内容は、犬猫の譲渡、同居動物との生活上のアドバイスや健康相談、災害時必要物資の備蓄、秋田の魅力発信など。従来の秋田県動物管理センターの機能を引き継いでいる。主な視察の目的は、秋田県の動物愛護の取り組み、新たにオープンした同センターの機能や運営状況を知ることだ。

 具体的な役割は次の5つ。(1)動物の命をつなぐ拠点(収容犬猫の適正譲渡の推進、命を大切にする心を育む教室の開催など)、(2)体験、学習、交流の拠点(動物とのふれあいや体験活動の場の提供、動物の正しい飼い方など適正使用の啓発や情報発信など)、(3)ボランティア活動の拠点(動物ボランティアの育成やスキルアップの推進、活動の場の提供など)、(4)災害対策の拠点(被災動物の一時預かり、負傷動物の手当てや手術、災害時備品の備蓄、避難訓練の実施など)、(5)「動物にやさしい秋田」および「秋田の魅力」の発信拠点(動物愛護の取り組みや秋田犬などをテーマに国内外に向けて秋田の魅力を情報発信)、となる。

 センターへの来訪のほか、ホームページからも譲渡猫・犬を検索できる。譲渡手続きは、センターに来訪して面接を受けてからとなる。木造平屋の約1500平米の建物で、犬20匹、猫50匹を収容できる。高さ6.5メートルのキャットタワーも備えている。

 「命を大切にする心を育む教室」では人と動物が仲良く暮らす生活環境を整えるための学習を行う。学校などから要請を受けると、センター職員などが学校に出向いて実施する。