ニセコ観光圏3町の観光情報をサイネージで

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ニセコ町商工観光課長の前原功治氏

 北海道の蘭越町、ニセコ町、倶知安町で構成されるニセコ観光圏。人口2万人ほどが暮らすこの地域で、2017年の外国人宿泊延数は65万人を超えた。

 「様々な国からの来訪者が増加している。そこで3つの自治体の複数の観光案内所で連携し、情報を共有し、効果的な発信ができないかと考えた。情報提供によって不足する公共交通機関の利便性を補う目的もあった」(前原氏)。

 そこでサイネージとWi-Fi環境を整備。スマホなどを持たなくてもサイネージで情報を得られるようにした。スマホがあればWi-Fiに接続し、より詳しく調べることもできる。3町にまたがるイベントや見所に関する情報は、CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)を一元化して集約した。また、バスなどの交通機関運行情報やリフトの稼働状況も自動的に取得できるようにした。

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ニセコ観光圏で取り組む情報基盤整備の方針(資料:ニセコ町)

 サイネージを用いることで英語を含む多言語対応が可能になった。オペレーターも必要ないなど、人手を掛けず、なるべくシンプルな仕組みにした。「自治体にはインフラなどに多くのお金はかける財政的余裕はない。せめて訪れる方に情報を提供していきたい」と、前原氏はプロジェクトへの思いを語った。