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第19回図書館総合展ARGブース内トークイベント(2)

移動図書館に約1200万円の寄付、指宿のNPOが支持される理由

小口 正貴=スプール【2017.12.13】

パシフィコ横浜で開催された第19回図書館総合展(2017年11月7日~9日)。図書館や公共施設のプロデュース、コンサルティングなどを手がけるアカデミック・リソース・ガイド(横浜市。以下、ARG)の出展ブースでは、「指定管理」「ファンドレイジング」「エリアマネジメント」をテーマに興味深いトークイベントが立て続けに開催された。本稿では「ファンドレイジング」についてのトークイベントの模様をお伝えする。

報告会の様子。左から、そらまめの会スタッフの岡野久子氏、同会代表理事の下吹越氏、ARGの鎌倉氏、同じく下吹越香菜氏(写真:小口 正貴)
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 一度も図書館を訪れたことのない子どもたちに、車両による移動図書館で本を届けたい――。この思いを具現化するため、鹿児島県指宿市のNPO法人、本と人とをつなぐ「そらまめの会」(以下、そらまめの会)は、ファンドレイジング(非営利団体が活動資金を調達する行為のこと)を行った(編集部注:市の事業ではなくそらまめの会の活動として実施)。

 資金調達の手法は、クラウドファンディング(不特定多数の人がインターネットなどを通じて、特定のプロジェクトや組織などに資金を提供する手法)だ。プラットフォームには「Readyfor」を採用し、2017年4月~7月にかけて実施。その結果、1178万5000円の資金調達に成功した。

「指宿から全国へ!本のある空間を届けるブックカフェプロジェクト」(Readyforの公開ページより。現在は終了)。

 そらまめの会は、指宿市にある2つの公共図書館の指定管理者として10年前に誕生したNPOだ。そらまめの会の調査によると、利用者の8割は近隣エリアに在住しているが、残りの2割は遠隔地に住んでいる。下吹越氏は運営を通じて、遠隔地には親が連れてこなければ一生、図書館に行く機会がない子どもたちが実際にいることを知った。

 「出張お話会で小中学校などに呼ばれることがあり、公共図書館に行ったことがある人の挙手を促すと、ほとんど誰も手を挙げなかったのです。この子たちが図書館を経験しない人生を送っていいのだろうか。だったら、私たちが移動図書館を作ればいいのではと考えたのが発端です」(下吹越氏)

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