特集・賑わい創出<駅前編> ゼロから人を集める/エリアに展開する 「駅前」という言葉から連想するイメージは、人によって大きく異なるのではないか。賑わう街並みを思い起こす人もいれば、ショッピングセンターが撤退したさみしい光景が目に浮かぶ人もいるだろう。いずれにせよ「駅前」は、これからも注目度の高い場所であり続けるはずだ。人口減少や高齢化に対応したコンパクトで歩いて回れるまちづくりにおいては、駅をまちづくりの中心に据えると計画しやすいからだ。この特集では、新しいやり方で駅前を開発しようとしている2つの事例を紹介する。 キーパーソン登場 なぜ「消費を目的としない人」を集めるのか? オガールプロジェクト(2) 仕掛け人・岡崎正信氏に聞く 2015.02.18 人口3万4000人弱の町の駅前開発に年間80万人超の人が集まる。岩手県紫波町のオガールプロジェクトの構想を描いた中心人物が、オガールプラザおよびオガールベース代表取締役の岡崎正信氏だ。「消費... 事例研究 10年以上放置された駅前に、年間80万人 オガールプロジェクト(1) 公ができなかったから民がやる 2015.02.18 10年以上放置されていた町有地10.7haをPPP(公民連携)手法で整備、人口3万4000人弱の岩手県紫波町に年間80万人以上が訪れるようになった――。JR東北本線の紫波中央駅前で開発が進む... 事例研究 コンテナ店舗と地元クリエーターが街の回遊性を高める 中央ラインモールプロジェクト(2) 2015.02.18 地元の飲食店や雑貨店が入居するコンテナの店舗が並び、店先の路地や店内では「朝市」が開かれており近所の人々で賑わう。――JR中央線の東小金井駅(東京都小金井市)から高架に沿って200mほど東に... 事例研究 「駅前だけ」でなく、高架に沿って賑わいを広げる 中央ラインモールプロジェクト(1) 2015.02.18 JR中央線沿線の高架下を開発するプロジェクト「中央ラインモール構想」が進みつつある。駅前から回遊ゾーンを広げ、エリア全体の価値向上を目指す。この民間主導のコミュニティ活性化の取り組みは、施設...