コンテナと外構鉄骨フレームでローコスト化

 コミステの施設計画については、リライトデベロップメントの古澤氏に聞いた。「まずコストを抑えるために、建物本体はコンテナとし、中国の工場で下地まで作ったうえで現場に持ち込んだ。また鉄道高架を屋根として捉え、コンテナ位置を高架端部から後方へ引いて、白い鉄骨フレームを高架端部の下に組んでコンテナとの間に雨に濡れずに利用できる路地空間・広場を作りだした。高架下と建物の間に空間を設けることで、向こう側の空が見える明るい開放的な場とした」と基本構成を説明する。

 コンテナの構造は鉄骨造の純ラーメンとしたこと、鉄骨フレームのファサードは、住宅の塀や門扉と同様に外構扱いで建築確認を要しないことから、コストや工程管理の調整が容易だった。設計施工段階には、入居予定のテナントやクリエーターの希望も聞きながら調整を行った。

コミュニティステーション東小金井の配置平面図(資料:リライトデベロップメント)
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コミュニティステーション東小金井の構成。店舗などの建築はコンテナで構成した。路地空間を介し、コミステ施設全体の顔となるファサードは鉄骨フレームで、構造としては縁を切った(資料:リライトデベロップメント)
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広場からコミュニティステーションを見る。高架が屋根となり高架下全体が半室内のような空間を形成する(写真:加藤 康)
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コンテナ店舗を遊歩道からあえてセットバックして路地空間を生み出した。白い鉄骨フレームは、遊歩道と路地空間をゆるやかに区切るとともに、ファサードにリズムをつくり出している(写真:加藤 康)
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路地空間や広場で用いるテーブルや椅子はコミュニティステーションの備品として備えている。これから暖かくなるともっと活用されそうだ(写真:加藤 康)
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