日本の首都・東京は、周辺の大都市も含めると人口3800万人を超える世界最大の都市集積だ。安全・安心で遅れのない公共交通が整備された巨大都市として、世界からの評価も高い。こうした整った都市基盤だけにとどまらず、東京の魅力は多面的だ。そこかしこに江戸時代から続く歴史の面影を残す一方、コスプレや猫カフェなど新しい文化の発信源でもある。ここでは、そんな東京が持ついくつもの“顔”を、データから読み解いていく。

東京が併せ持つ顔
数字で見る世界 最大の都市集積 100年企業と猫 カフェが共存

インフラのショーケース送配電網は地球10周分

地下鉄マップ
送電線

血管のように張り巡らされ、活発な経済活動を支える東京のインフラ。その代表格が、人が活動するエリアにくまなく電気を届ける送配電システムや、人やモノを運ぶ鉄道である。災害時でない限り停電することもほとんどない東京の送配電網は、東京電力管轄のものを真っすぐに延ばすと地球をほぼ10周するほどの長さ(約40万km)がある。鉄道では、例えば地下鉄が、東京メトロだけで総延長距離が195.1km、都営地下鉄を合わせると約300kmになる。

世界への玄関口30分圏内に複数の繁華街

空港
バス

世界から見た日本の玄関口、羽田空港。2020年のオリンピック/パラリンピック開催を控え、改善が続けられている。この羽田空港からは、バス、鉄道などの交通手段で20〜40分圏内に、新宿、渋谷、東京、品川、池袋など、人が多く集まる地域(ダウンタウン)がある。近隣にこれほど繁華街が幾つもある国際空港は数少ない。

1キロ四方に6016人 広域×高密度×先進性で突出

人口約1370万を擁する東京都。神奈川県や埼玉県など都心部から50km程度の生活圏を含めた「東京都市圏」では3500万人を優に超える。人口密度にすると東京都では約6016人/㎢。新興国の都市では、もっと人口密度が高いところがあるものの、成熟国の都市としては世界トップクラスだ。そこに暮らす人々のリテラシーは総じて高く、未来の社会のモデルケースに位置付けられる。

東京総人口推移

人口約1370万を擁する東京都。神奈川県や埼玉県など都心部から50km程度の生活圏を含めた「東京都市圏」では3500万人を優に超える。人口密度にすると東京都では約6016人/㎢。新興国の都市では、もっと人口密度が高いところがあるものの、成熟国の都市としては世界トップクラスだ。そこに暮らす人々のリテラシーは総じて高く、未来の社会のモデルケースに位置付けられる。