植込みデバイスを用いない遠隔モニタリングの有効性

 その後、さらに多くの臨床研究がなされ、この数年間に発表された5つのシステマティックレビュー並びにメタアナリシスの結果を整理したのが表1である7,8,9,10,11)

表1 植込みデバイスを用いない遠隔モニタリングの有効性研究のシステマティックレビュー並びにメタアナリシスの結果(筆者作成)

 Kotbら(2015)は主に遠隔モニタリングの方法間の関係、またPekmezarisら(2018)はフォローアップ期間の違いを検証することに主眼が置かれているなど、それぞれ狙いが異なる部分はあるが、表1を概括すると、概ね死亡率の減少(全原因および心不全関連)および心不全関連の入院の減少が見られていて、全体として、遠隔モニタリングによる心不全患者管理システムの有効性が認められてきている。

 さらに2018年には、以前にネガティブな結果が見られた大規模スタディーTIM-HF(The Telemedical Interventional Management in Heart Failure)の改良版として、TIM-HF2の結果が発表され、全死亡率と予定外の心疾患入院率の減少が果たされたことが明らかになった12)