当時と大きく違うのは…

 Castlight Health社のIPOから5年と1日。当時競合であったChange Healthcare社が被買収や合併を通じて自社の製品や経営体制の「チェンジ」を経てS-1申請を行い、当時のCastlight Health社と同じように大きなIPOが予想されている。そしてChange Healthcare社の後には医療業界を根本的に変えていくとされている有望なベンチャー企業が続いていくと期待されているのは単なる偶然ではないだろう。

 今回上場を期待されている企業群は、先駆者が築いたデジタルインフラの上に構築されたソリューションを旋回しているものが多い。デジタルヘルス業界が次のチャプターに突入していることを感じさせてくれる。

 そして当時と大きく違うのは、Castlight Health社の時価総額が売上倍率275倍であったのに対し、Change Heathcare社は売上倍率1.5倍(直近の売上33億米ドルに対して時価総額52億米ドル)とハイプとは程遠いものになるとされている点。5年前のハイプを乗り越え、より実力を付けたデジタルヘルス企業がケチャップが瓶から出るように次々と上場を果たし、今回こそはデジタルヘルス産業全体が株式市場でも成功すると期待したい。


(タイトル部のImage:Wendy Yu)