「気持ちよく眠りたい」――こんな願いをかなえるところからスタートした眠りの研究。ここ数年の研究の進歩で、多くの働く人が眠りの質の低下で昼の生産性が落ちていること、眠りが記憶の定着に欠かせず、睡眠時間の不足はうつや認知症のリスクになることなどもわかってきた。この改善のために、今、注目されているのがスリープテックだ。スリープテックの研究・開発の動向を、睡眠の認知行動療法の権威である東京家政大学の岡島義准教授をガイドに、わかりやすく紹介していく。

岡島義(おかじま・いさ)
東京家政大学 人文学部心理カウンセリング学科准教授 睡眠行動科学研究室
岡島義(おかじま・いさ) 日本大学文理学部心理学科卒業。北海道医療大学大学院心理科学研究科博士課程修了(博士〔臨床心理学〕)。東京医科大学睡眠学講座兼任助教、医療法人社団絹和会睡眠総合ケアクリニック代々木、早稲田大学人間科学学術院助教などを経て2018年より現職。毎日8~9時間睡眠をとると快調だと気づき、夜9時に寝て朝5時ごろ起きる生活を続けている。
(写真:高山 透)