これを使えば誰もが楽に眠れる──、アクティブに眠りにアプローチ

岡島 今回、そうした機能を全面的に打ち出したActive Sleepを発売したのは、何かきっかけがありますか?

小澤 弊社は1947年に創業して順調に成長してきましたが、医療・介護分野以外でも柱となる事業を作りたいという思いがあり、2009年に睡眠研究所を立ち上げました。研究成果が蓄積されてきたので、「ベッドを使うすべての人の睡眠をより良くしたい」という思いからActive Sleepの開発・発売につなげました。

パラマウントベッドコンシューマー営業部の小澤卓矢氏。睡眠改善インストラクター
慶応義塾大学商学部卒業。パラマウントベッド株式会社へ入社後、広島支店などを経て、2018年に現在の部署に異動。2019年6月発売の「Active Sleep」プロジェクトに携わり、現在は2代目睡眠アンバサダーとしてActive Sleepブランドの啓蒙活動に努めている

岡島 Active Sleepというネーミングがいいですよね。“え? ベッドなのにアクティブ?”と、ハッと目を引く商品名です。“眠る”という静的な行為に対して“アクティブ”という動的な言葉は矛盾するけれど、何だか新しい感覚ですよね。もっと自分の睡眠に目を向けて積極的に眠りを変えていきましょう、とエールを送っているわけですね。

椎野 2018年のOECD調査「睡眠時間の国際比較」で、日本人の睡眠時間が初めてワースト1位になりました。弊社の調査でも「睡眠は日中の活動に大事だ」と考える人が7~8割いるのに、「睡眠のための対策はしていない」人も8割に上ります。わざわざ対策を講じなくても快適に眠る手助けをしたいと考えてこのベッドを開発しました。先生もよくご存じの通り、睡眠は認知機能、体調、心理などにも影響を及ぼすから、睡眠を改善すれば人生もより楽しめるはずです。

パラマウントベッド睡眠研究所主幹研究員の椎野俊秀氏。睡眠改善インストラクター
早稲田大学理工学部機械工学科卒業。同大学大学院理工学研究科修士課程修了。パラマウントベッド株式会社へ入社後、電装品の開発を経て、2015年に現在の部署へ異動。睡眠の研究で得られた知見を日常生活に取り入れ、自身の睡眠改善にも日々取り組んでいる

小澤 電動ベッドは要介護の方が使うイメージがありますが、Active Sleepは健康な人の眠りをサポートするものです。「健康な人にも必要な機能が入っているから、これを使うことで誰もが楽に眠れるようになる」と前向きに、アクティブに眠りを捉らえてほしいという意味もあります。 

岡島 まさに私が考えているのもそこです!例えば睡眠不足になると衝動性や注意散漫といった発達障害に見られる症状が出てきますし,発達障害の人も睡眠が悪くなるとそのような症状はさらに悪化します。睡眠の改善は、生きていくうえで最も重要なポイントですよね。漫画『ドラゴンボール』に出てくる「精神と時の部屋」のように、1日しか経っていないのに睡眠がよく取れて、出てくるとパワーアップしているような「眠りと時の部屋」が作れたら理想だと思っています(笑)。