センサーを借りて睡眠チェックを受けられるサービスも

岡島 この商品のターゲットや実際の購入者はどのくらいの年齢層の方ですか?

小澤 より良い眠り、より良いコンディションを求めるすべての世代に広く使っていただきたいと思っていますが、今のところ購入層は50~60代の方が多いですね。「子どもが自立して夫婦でマンションに引っ越すことになり、ベッドを買うことにした」「腰痛や逆流性食道炎で背中が起きるベッドを探していて見つけた」といった方もいました。

岡島 睡眠リズムが乱れている、朝起きられないという子どももいるから、子ども用を作ってもいいかもしれませんよ。親も起こしてくれるけど、起きる時間に背中が起き上がってくると自分でも起きやすいですから。ベッドが起き上がってきたときにちょうど顔に日光が当たるのもいいかもしれません。

小澤 例えば学習塾などで子どもに Active Sleep ANALYZERを使ってもらい、睡眠が学習や記憶、集中力に及ぼす影響を調べると面白いかもしれません。睡眠時間と成績の関係がデータとしてたくさん蓄積されてくると、子ども向けというニーズも出てきそうです。

岡島 ベッドの場合は高額な商品だし、実際に寝てみないと分からないから、レンタルがあるといいなと思います。体験してみて、よかったら下取り購入できるシステムがあるとうれしいですね。

椎野 残念ながらレンタルは行っていませんが、東京・京橋のホテル「レム東京京橋」にActive Sleepを導入した部屋あるので、そこに泊まって体験することはできます。こうした体験ができる場所を増やしていきたいとは思っています。また、「眠りギャラリー」(東京・京橋ほか)ではスリープチェックとして「眠りSCAN(センサー)」を1週間3000円で貸し出しています。弊社の睡眠研究所で2週間のデータを測定し、睡眠データを評価して眠りに関するアドバイスを提供します。利用してくださる方も多いので、ぜひ試していただきたいですね。

東京家政大学 人文学部心理カウンセリング学科准教授 睡眠行動科学研究室 岡島 義(おかじま・いさ)氏
日本大学文理学部心理学科卒業。北海道医療大学大学院心理科学研究科博士課程修了。公益財団法人神経研究所附属睡眠学センター研究員、東京医科大学睡眠学講座兼任助教、医療法人社団絹和会睡眠総合ケアクリニック代々木、早稲田大学人間科学学術院助教などを経て2018年より現職。毎日8~9時間睡眠をとると快調だと気づき、夜9時に寝て朝5時ごろ起きる生活を続けている

(タイトル部のImage:tippapatt / popyconcept -stock.adobe.com)