時差ボケ調整アプリは2020年4月にローンチ目指す

岡島 今後はどのような事業展開を考えていますか?

小林 現在はANAと提携して、光や刺激をあてることで体内リズムを調整し、時差ボケを軽減できるプロダクトを開発中で、社員でカリフォルニアに行く時にアプリを試したら、時差ボケで現地や帰国後のパフォーマンスをずっと維持することができました。2020年4月にローンチを目指しています。また、KDDIとスマートホーム事業にも取り組んでいます。ビックカメラでもEarlySense社のデバイスと連動したサービスを販売しており、アプリの開発、睡眠の解析、アドバイス提供には弊社のアルゴリズムが使われています。

時差ボケを伴う海外渡航者向けの時差ボケ調整アプリをANAと共同開発(出所:ニューロスペース)

岡島 BtoBもあればBtoCもあり、幅広い事業展開ですね。しっかりしたコンセプトと技術があるからこそ、多くの人や企業が興味を持ってくれるし、連携することで相乗効果も生まれています。小林さんと話しているとワクワクしてきて、技術だけでなくいろいろな企業の方に「一緒に組んでみたい」と思わせる魅力があると感じます。世界中に睡眠で悩む人は多いと思うから、敵は日本にあらず! 国内で競合しないようにタッグを組み、世界に発信できると面白いですね。今後の御社の展開がますます楽しみです!

東京家政大学 人文学部心理カウンセリング学科准教授 睡眠行動科学研究室 岡島 義(おかじま・いさ)氏
日本大学文理学部心理学科卒業。北海道医療大学大学院心理科学研究科博士課程修了(博士〔臨床心理学〕)。公益財団法人神経研究所附属睡眠学センター研究員、東京医科大学睡眠学講座兼任助教、医療法人社団絹和会睡眠総合ケアクリニック代々木、早稲田大学人間科学学術院助教などを経て2018年より現職。毎日8~9時間睡眠をとると快調だと気づき、夜9時に寝て朝5時ごろ起きる生活を続けている(写真:高山 透)

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