ここ数年、体や心の健康に特化したツアーや宿泊施設のもてなしが、全国各地で急速に増えている。2018年には経済産業省の事業の一環であるヘルスツーリズム認証制度がスタートし、より本格的なプログラムも続々誕生しつつある。健康増進の旅行は、新市場の創出につながるのか──。単なる物見遊山ではなく、心身を癒やすひとときが求められる旅の最新事情をお届けしたい。

山内 史子(やまうち・ふみこ)
紀行作家
山内 史子(やまうち・ふみこ) 1966年生まれ、青森県出身、日本大学芸術学部卒業。紀行作家。英国ペンギン・ブックス社勤務の後に独立。1年の約半分は、国内外を旅して歩く。著書に「英国ファンタジーをめぐるロンドン散歩」(小学館)、「赤毛のアンの島へ」(白泉社)、「ニッポン『酒』の旅」(洋泉社)など。日本銀行広報誌「にちぎん」では、連載「地域の底力」にて各地のまちづくりを紹介。青森県と道南地域の交流活性化を担う「津軽海峡交流圏ラムダ作戦会議」の委員を務めるなど、故郷の地域づくりにも携わっている。
(写真:松隈 直樹)