2020年春から続くコロナ禍の影響でリモートワークが広がる中、世間が気づき始めたことがある。業務内容にもよるだろうが、勤務地に赴かなくとも、あるいは自宅にいなくても、ネット環境が整ってさえいれば仕事の多くは進むという現実だ。
そんな状況下で注目を集めているのが、リゾート地や観光地で働きながら休暇を取るワーケーション。宿泊施設のプログラムとして取り入れられたり、行政や民間が手掛ける専用施設が増えたりと、全国的な関心の高さがうかがい知れる。
そのワーケーションにコロナ禍前から着目し、「信州リゾートテレワーク」として先駆的に取り組みを進めてきたのが長野県。長野ならではの特色と現状について、県知事・阿部守一氏にお話を伺った。