温泉、美味、盆踊りに、えっ、スナック?

 足湯につかった休憩の後は、車で30分ほどかけてこの日の宿泊先、津軽海峡に面した下風呂(しもふろ)温泉郷の「まるほん旅館」へ。ここから先は、少々異色の展開になる。女将の長谷雅恵さんは温泉入浴指導員と栄養士の資格があり、その説明を聞いた上で入浴、そして夕食となるのだが……。

 「入りすぎ注意」というくらいパワフルな泉質の湯は熱めで、心身にじわじわしみてくる。これは、かなりの極楽。イカ、タコ、マグロなど地元で揚がった鮮魚が主役の食事は、尾頭付きの天然のタイも並ぶ。ほか、野菜や特産品である海藻を含め、シンプルに食材の力が引き立てられていて旨し!

 食後は下北半島で受け継がれてきた、盆踊り「田名部(たなぶ)おしまこ」のレッスン。さらには、オプションで近所のスナックへと向かう。本来はカラオケが目的なのだがこのご時世ゆえ我慢し、方言一色の明るいママさんとの会話を楽しんだ。朝はヨガと温泉街や漁港の散策を経た後、朝食の塩ウニの和え物がこれまた旨すぎてご飯をおかわり。プログラムの最後「魚箱づくり」は、自分で釘を打って完成させた杉材の小箱が土産となった。

 2019年に誕生したこのツアーは、もともと森林散策と温泉デトックスという別の観光コンテンツだったが、ヘルスツーリズムの専門家のアドバイスをもとに融合して再構築。「例えばトンネルは明暗の差が視覚を刺激、カラオケはストレス解消、釘打ち作業は集中など、運動、休息、食滋を含めた健康につながるエビデンスを検証し、きちんと理論が語れるガイドの人材育成にも努めた」と話すのは、催行するYプロジェクト代表の島康子氏。2017年には第9回観光庁長官表彰となった地方振興の注目株、「津軽海峡マグロ女子会」の青森側リーダーでもある。

下風呂温泉郷は3つの源泉が湧き、いずれの施設も掛け流し。白濁した「まるほん旅館」の湯は切り傷や皮膚病に効果があるという。近くには地元の人たちが利用する共同浴場があり、異なる源泉も体験できる。宿に昔から伝わる「湯治十戒」が掲げられていたが、美味なる魚介類が並ぶ食事は酒なしでは過ごせない
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下風呂温泉郷は3つの源泉が湧き、いずれの施設も掛け流し。白濁した「まるほん旅館」の湯は切り傷や皮膚病に効果があるという。近くには地元の人たちが利用する共同浴場があり、異なる源泉も体験できる。宿に昔から伝わる「湯治十戒」が掲げられていたが、美味なる魚介類が並ぶ食事は酒なしでは過ごせない
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下風呂温泉郷は3つの源泉が湧き、いずれの施設も掛け流し。白濁した「まるほん旅館」の湯は切り傷や皮膚病に効果があるという。近くには地元の人たちが利用する共同浴場があり、異なる源泉も体験できる。宿に昔から伝わる「湯治十戒」が掲げられていたが、美味なる魚介類が並ぶ食事は酒なしでは過ごせない
マグロ、ヒラメ、タイのお造りほか、通常のメニューから揚げ物を抜き、野菜を少々増やしたヘルスツーリズムの夕食メニュー。傍らで説明する女将の肌つやは、温泉効果のなによりのエビデンスだ。朝食もまた、魚介類が中心。味噌汁は「まつも」という海藻がたっぷり入っていた。この海藻をエサにし、周辺では上質なウニやアワビが豊富に採れる。「田名部おしまこ」は、単純な振りの繰り返しが逆に脳内に混乱を引き起こし、かなり頭を使うことに
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マグロ、ヒラメ、タイのお造りほか、通常のメニューから揚げ物を抜き、野菜を少々増やしたヘルスツーリズムの夕食メニュー。傍らで説明する女将の肌つやは、温泉効果のなによりのエビデンスだ。朝食もまた、魚介類が中心。味噌汁は「まつも」という海藻がたっぷり入っていた。この海藻をエサにし、周辺では上質なウニやアワビが豊富に採れる。「田名部おしまこ」は、単純な振りの繰り返しが逆に脳内に混乱を引き起こし、かなり頭を使うことに
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マグロ、ヒラメ、タイのお造りほか、通常のメニューから揚げ物を抜き、野菜を少々増やしたヘルスツーリズムの夕食メニュー。傍らで説明する女将の肌つやは、温泉効果のなによりのエビデンスだ。朝食もまた、魚介類が中心。味噌汁は「まつも」という海藻がたっぷり入っていた。この海藻をエサにし、周辺では上質なウニやアワビが豊富に採れる。「田名部おしまこ」は、単純な振りの繰り返しが逆に脳内に混乱を引き起こし、かなり頭を使うことに
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マグロ、ヒラメ、タイのお造りほか、通常のメニューから揚げ物を抜き、野菜を少々増やしたヘルスツーリズムの夕食メニュー。傍らで説明する女将の肌つやは、温泉効果のなによりのエビデンスだ。朝食もまた、魚介類が中心。味噌汁は「まつも」という海藻がたっぷり入っていた。この海藻をエサにし、周辺では上質なウニやアワビが豊富に採れる。「田名部おしまこ」は、単純な振りの繰り返しが逆に脳内に混乱を引き起こし、かなり頭を使うことに
温泉街の一角に立つスナック「ドランカー」は、地元民も通う店ゆえ、常連とのやり取りが自然に生まれるという。県外者ならママさんのディープな方言を理解することが、脳の活性化につながるかもしれない。そのママさんの肌もまた、つやつや
温泉街の一角に立つスナック「ドランカー」は、地元民も通う店ゆえ、常連とのやり取りが自然に生まれるという。県外者ならママさんのディープな方言を理解することが、脳の活性化につながるかもしれない。そのママさんの肌もまた、つやつや
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ヨガのインストラクターを務める古畑夏希氏は、結婚を機に大間に移住した。基礎的なポーズばかりだったが、体のかたい筆者はお恥ずかしながら途中で脱落。町散策&魚箱づくりのガイド坂本愛氏は、魚箱づくりが本職。朝の散歩はいたってゆるやかな雰囲気で、途中で出合った日曜朝市での買い物も楽しんだ。漁から帰ったばかりの漁師がイカをくれようとしたが(下風呂では日常)、旅が続くとあきらめたのが心残り
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ヨガのインストラクターを務める古畑夏希氏は、結婚を機に大間に移住した。基礎的なポーズばかりだったが、体のかたい筆者はお恥ずかしながら途中で脱落。町散策&魚箱づくりのガイド坂本愛氏は、魚箱づくりが本職。朝の散歩はいたってゆるやかな雰囲気で、途中で出合った日曜朝市での買い物も楽しんだ。漁から帰ったばかりの漁師がイカをくれようとしたが(下風呂では日常)、旅が続くとあきらめたのが心残り
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杉材での小箱づくりは、島氏曰く「釘をわっつわっつど(力強く)打つことが、気持ちいいんですよ」。久し振りに手にしたかなづちを思いきりたたく作業は、かなりの快感だった
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