2020年は働き方にとって大きな転換点を迎えた。新型コロナウイルス感染症の拡大によって、在宅勤務が半ば強制的に浸透することとなった。ただでさえ常に成果を出し続けなければならないビジネスパーソンは、心身共に追い詰められがちだ。

 かねて経営陣や人事担当者にとっては、職場環境をより良く整えることが大きな課題となっていた。このように在宅勤務が広がり、働く場所の選択肢が従業員に任されるようになったため、職場環境を整えることは一層難しくなったといえる。

 特に在宅勤務で課題となるのが集中力の高め方だ。リクルートキャリアが全国の20~60代の新型コロナウイルス禍でテレワークをするようになった就業者に働き方について調査したところ、59.6%がテレワーク前にはなかった仕事上のストレスを実感していることが分かった。しかも、そのうち67.7%はストレスが解消されていないという。雑談ができなかったり、適度に休憩できなかったりすることで、仕事に集中ができず、ストレスをため込んでしまっていると考えられる。

テレワークを経験した人の59.6%が、出勤時にはない仕事上のストレスを感じており、さらにその中の67.7%はストレスが解消されていない状況にある(出所:リクルートキャリアのプレスリリース)
テレワークを経験した人の59.6%が、出勤時にはない仕事上のストレスを感じており、さらにその中の67.7%はストレスが解消されていない状況にある(出所:リクルートキャリアのプレスリリース)
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 つまり仕事に集中するために気持ちを切り替えられない人が多く存在している。これまでは通勤時間や同僚との雑談などによって、気分を切り替える機会が自然とあった。一方で在宅勤務になると、こうした気分転換の手段が少ない。意識的に取り組まないと難しいといえる。