ファミレスとは「ファミリー・レストラン」ではなく「ファミリー・レス」の略である。少子高齢、核家族化、生涯未婚率の増加、高齢一人暮らしの増加──。ファミリーの喪失は介護や福祉の根幹にある問題だ。これを解決することができれば、介護福祉の問題は解決するといっていい。かつての日雇い労働者の街として知られる東京・山谷地区に取材を重ね、「ファミレス問題」の重大さに気付いた介護ジャーナリストの末並俊司氏が、様々な分野の識者に話を聞きファミレス問題を考える。

末並 俊司
介護ジャーナリスト
末並 俊司 1968年北九州市生まれ。日本大学芸術学部写真学科を卒業後、テレビ制作会社に所属。報道番組制作に従事し、2006年よりライターとして活動。両親の在宅介護を機に、2017年介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)を取得。介護や福祉を軸に各誌で執筆活動を展開し、2021年、『マイホーム山谷』で第28回小学館ノンフィクション大賞を受賞。